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2006年8月26日 (土曜日)

術後4日が経過

22日の手術から4日が経過した。体調はかなり楽になり、こうしてPCをいじることができるようになった。手術前日このブログに少し書いたが、それをご覧いただいた多くの方から励ましのコメントやメールを頂戴した。ご心配いただき、本当にありがとうございました。この場を借りてあらためてお礼申し上げます。

さて、自分にとって入院も手術も今回が初めての経験である。病気ではなく、生体腎ドナーなので、かなり特殊な例である(生体腎の移植手術は日本では2004年で727件実施)。この手術を受ける前、いろいろと検索してみたが、レシピエントの経験談はかなりあるものの、ドナーのものは数えるほどしかない。まあ、そんな大したことは書けないが、将来ドナーになる方の何らかの参考になるかもしれないと、体験を残しておくことにした。

<手術前>

手術前には、2回の通院検査と、1週間の入院検査があった。通院検査では、採血や採尿、造影剤を投入しての排出機能検査等を行った。ここでレシピエントである弟との、HLA抗体やリンパ等の適合状況を調べ、そもそも移植可能なのかどうか、移植可能であった場合の、移植後の免疫発現状況等の予測が行われたようだ。この2回の検査の結果、右側の腎臓の排出機能に問題があったようで、少し早めの入院検査となった。

入院後は検便や採血、採尿、尿量をしらべるための蓄尿を随時行った。もちろん増血剤を投入しての排出機能検査も行った。排出機能については問題なかったものの、検便で潜血反応が出たらしく、予定外の下部内視鏡検査までやられてしまう。初めてだったが、まあ二度とは受けたくない。胃カメラよりは楽ですけどね。結果は○。

<22日・・手術当日>

さて、自分の場合左右の腎機能に大きな差はないので、その場合は左腎を摘出するらしい。右側を下にして横臥し、左脇腹の肋骨下あたりから股に向かって、約20センチ、腹から背中にかけて切開して腎臓を摘出する。なお、最近一部の病院ではもっと少ない切開ですむ方法も用いられているようだ。前日から必要な処置を施し、朝8時半に手術室に入る。この時点で体についているものは、①点滴用のコード ②硬膜外麻酔のためのコード だけである。手術台に上がり、電極やらなんやら付け、マスクをつけられたところまで憶えている。いきなり名前を呼ぶ声で目が覚めた、手術の記憶は全くない。全身麻酔からの回復期間として、手術後病室に帰るまで2H程度を過ごすリカバリールームである。

この時点で体についているものは、術前に加えて、③導尿管 ④傷口のドレインパイプ ⑤右手に血圧計の風船? ⑥足にマッサージ器のようなもの である。覚醒直後はとにかく寒く、口の中はカラカラ、熱があるようで目を開けていられない。布団をかけてもらい、口を水で湿してもらい、痛み止めを打ってもらって後はひたすら耐えるだけである。1時間が経った頃、弟の手術が終わり横に並べてくれたが、この時点では弟は呼びかけにも目を覚まさず、そのままICUへ直行したようだ。

手術室に入った時のピンピンした状態から、手術後のこの状態への落差が非常に大きい。記憶がないし、経験もないため事前にはまったくイメージできなかった。

やっと落ち着いてきた頃、病室へ帰還である。出迎えてくれた親族に答えては見たものの、意識がはっきりしないし熱でつらい。時間を聞くと午後6時とのこと。なんと10時間が経過していた。この日は38度台の熱でうつらうつらしてあまり目を開けられず、手術の傷やドレイン、導尿管の違和感がつらかった。なお、弟の方はすぐに尿が出始め、順調なようだった。

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